LOGIC MAGAZINE Vol.24

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今、読者の皆さんと一緒に考えたいと感じた
ホットなトピック

 

LOGIC マイクロミストローション欠品のお知らせとお詫び

LOGIC代表の佐々木です。いつもLOGICをご愛顧ありがとうございます。弊社商品LOGICマイクロミストローション(ミスト化粧品)が、弊社の予想を大幅に上回るご注文を頂戴していたため、欠品となり、新規のご購入を停止しましたことをご連絡申し上げます。本商品をご愛用いただいているお客様には、ご迷惑・ご不便をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

欠品の経緯としましては、『LOGIC』のプロダクトは生産ごとに商品アップデートをすることになっており、本商品に関してもアップデート版の開発をおこなっている最中でございました。しかしながら、アップデート版の開発の遅れと、今春頃から予想を上回るご注文を頂いたことによりこのような状況になりました。ご迷惑をおかけし大変申し訳御座いません。

現在、本商品のアップデート版の開発を鋭意進めておりますが、当社公式サイトおよびAmazonでも販売再開は9月となる見込みです。見通しがつき次第改めてお知らせいただきます。

尚、定期購入をいただいているお客様については供給分の在庫を確保しております。

お客様には、一日も早く商品をお届けできるよう、メンバ一同最善を尽くしてまいりますので、今後ともLOGICおよびマイクロミストローションをご愛願いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

LOGIC代表 佐々木智也

 

LOGIC | PEOPLE

第一線で活躍するプロフェッショナルの体験や知見から
パフォーマンスアップにつながるヒントを学ぶ。
 



024
株式会社Muscle Deli
西川真梨子氏

LOGIC MAGAZINE第24回インタビューにご登場いただくのは、株式会社Muscle Deliの代表取締役社長CEO・西川真梨子氏です。ボディメイクやダイエットに特化した食品宅配サービス「Muscle Deli」や、一人ひとりの目的や好みに合わせた食事を届けるカスタムミールブランド「YOUR MEAL」などを手がける同社。西川氏はどのようなことを考えて事業をスケールアップしようとしているのでしょうか。(聞き手:LOGIC MAGAZINE編集部 佐々木、村上)

 

不誠実なものが消えていく時代に、
真に価値あるものを届けたい

ーこのインタビュー連載では「夢中」をテーマに話を伺っているのですが、西川さんは何が原動力になっているのでしょうか?

西川:私自身のことで言えば、好奇心を満たしたい気持ちがすごく強くて。その点、ビジネスって好奇心が尽きないんですよ。思いも寄らぬことが本当に起きたりするので。それこそ新型コロナウイルスのこともそうですし、創業当時はオリンピック選手に利用されるサービスになるとは思ってもいませんでした。そういう不確実性があることが、飽きずに仕事を続けられている理由かもしれません。

ー最近は「不確実性の時代」なんて言葉が出てくるくらい、どう生きればいいのかわからないことに不安を覚える人が増えていますが、西川さんは不確実性があるほうが楽しいと思うわけですね。

西川:すごく飽き性というか、スポーツでも趣味でも同じなんですが、天井が見えてしまうと興味を失ってしまうことが多いんですよね(笑)。でも、ビジネスは永遠に楽しめるなと感じますし、だからこそ自分で事業に取り組んでいるんだと思います。

ーコロナ禍で舵取りが難しい場面も多いと思うのですが、西川さんの理想に近づいている感覚はありますか?

西川:マッスルデリは創業して5年で、そのうちの2〜3年はコロナ禍なので、生活環境の変化によって状況が大きく変化したのは間違いありません。なかなか予測がつかないこともありますが、概ね順調に成長していると思います。

ー新型コロナウイルスが流行りはじめた頃は恐怖もありましたか?

西川:もちろんウイルスが怖いという気持ちはありました。それとは別に、社員の安全を確保しつつ、働き方を変える必要があると思ったので、その対応に追われていた記憶があります。ただ、事業にはそこまで影響はないと考えていました。むしろ、リモートワークが普及することでライフスタイルに変化が起きる予兆があったので、追い風にできたと思います。

ー西川さんが仕事をするうえで仲間の存在は欠かせないと思いますが、どのような組織になったと思いますか?

西川:思った以上にエンタメ要素の強いチームになったなと思います。創業当初は、もう少しマーケティング寄りの組織になるのかなと思っていたのですが、数字やテクニックより、食を楽しもうという意識が強い印象です。日常会話でも食の話は尽きません。それに、仕事が好きなメンバーが多く、責任感が強いので、一緒に仕事をするうえでは頼もしいです。

 

市場トレンドの少し先に身を置きたい

ーマッスルデリではコロナ禍に「YOUR MEAL」という個人の目的や好みに合わせて食事をカスタマイズできるブランドを立ち上げましたよね。なぜリスクのある状況下で臆せず挑戦できたのでしょうか?


カスタムミールデリバリー『YOUR MEAL』

西川:コロナ禍で急激に市場が変化したこともあり、私たちが目指している食事の在り方が思ったよりも早く求められる気がしたんです。そうなった場合、もっとスピードを上げて事業に取り組まないと、市場規模に事業規模が追いついていけなくなるんじゃないかという不安がありました。私たちの優位性を活かそうとした場合、市場よりも1歩でも2歩でも先にいることが理想なので、チャレンジするタイミングだと思ったんです。

ー他の競合が参入する前に確固たる地位を築いておこうということでしょうか。

西川:そうですね。ただ、簡単には真似できないと考えていて。「YOUR MEAL」は初期段階で150種類以上のメニューを用意しているのですが、なかなか手間をかけていると思うんです。言葉を選ばずに言うと、非効率で面倒。儲けようとしたら、もっと簡単に取り組める事業があるはず。だから、他社はなかなか参入してこないんじゃないかなと予想しています。

ーそれでもこの事業に取り組みたいと考えたのはなぜなのでしょうか?

西川:それが本質だし、重要だと思ったからです。「これだけ食べておけば大丈夫」というフレーズはわかりやすいんですけど、それが果たして一人ひとりに最適化されたものかと言われたら疑問符が浮かぶじゃないですか。それよりも、自分の身体に必要な栄養素を得られることのほうがいいのは歴然。それにSNS全盛の今は、本当に良いものが求められるし、逆に不誠実なものは次々に姿を消していく時代だと思うんです。だから、多少の無理はしても、私たちで新たな仕組みをつくっていきたいと考えています。

 

「なんかいい」を醸成できるブランドイメージを築きたい

ー西川さんが現在、いちばん力を入れていることはなんですか?

西川:ブランドづくりですね。これは私が不得意な領域で。というのも、私はものを買うときに機能的価値を重視する傾向が強いんです。でも、toCのサービスに取り組んでいるなかで、「なんかいい」っていう情緒的価値の大切さを知るようになって。それで最近は、気に入ったアート作品を買ってみたり、ブランド品に手を出してみたりと、自分の感情に向き合うことを意識的にするようになりました。結果として、事業成長にプラスになればいいなと考えています。

ー数字をゴリゴリに詰めていくのも手段のひとつだと思うのですが、そうした戦い方をあえて選んでいないのは理由があるのでしょうか?

西川:現状「YOUR MEAL」には、情報感度が高く、健康への意識が強い人が集まっているのですが、ここからさらに裾野を広げていくにあたって、カロリーがどうとか、栄養素がどうみたいな細かい話ってあまり刺さらないと思うんですね。それよりも、感覚的に良いと思えるかのほうが重要な気がしていて。

ーだからこそ、ブランドの訴求力を高める必要があると感じたわけですね。

西川:力を入れたいことは山ほどあるんですけどね。ブランドの訴求力を高める以外にも、サプライチェーンを見直したり、システムを強化したりもしたいですし。それをいつどこにどのタイミングで投資していくか。その戦略を考えるのが私のやるべき仕事なのかなと思います。

ーこれから先、どうやって事業を成長させていきたいと考えていますか?

西川:今後は、パーソナライズという傘のもとに「Muscle Deli」のようなブランドがいくつかある状況にしていく構想があります。そのなかで自分にとって最適な食事が手に入る状況をつくり出せたらいいなと。「YOUR MEAL」に関しても、まだまだパーソナライズの数が少ないので、もっとさまざまなニーズに応えられるようにしていきたいですね。

 

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西川真梨子さんのパフォーマンスアップのためのルーティーン

「ホテルに缶詰になる」

集中して考え事をしたいときは、近場のホテルに籠るようにしています。ベイサイドのホテルを利用することが多いのですが、それはコロナ禍で少しでも自然と触れる機会をつくりたいと思うようになったからです。

「朝起きたら自分と対話する」

朝起きてすぐって、スマホを触ったり、テレビを点けたりして情報をインプットしがちだと思うのですが、そうすると意識がそっちに向かってしまう気がするんですよね。だから最近は、起きた直後の頭がクリアな状態で自分と向き合うようにしています。最近起きた出来事を振り返ったり、ふと思いついたことについて思考を巡らせたり。そうやってアウトプットすることが、自分の新たな一面を知るきっかけになっています。

 

西川真梨子さんのおすすめのワークツール

「YOUR MEAL」

仕事が忙しいと昼食のことまで頭が回らなくて飲み物だけで済ませてしまうことが多かったのですが、それだと健康的に悪いと思い、最近はオフィスの冷蔵庫に「YOUR MEAL」を常備して食べるようにしています。低糖質のメニューだと午後に眠くなりにくいので、仕事の効率が下がることも減りました。自社の商品ながら、すごくいいなと思っています(笑)。

 

LOGIC | CULTURE

教養としてのカルチャーを楽しみながら学ぶ。


「語りたくなる手みやげ」第1回

『りんねしゃの赤丸薄荷のハーブティー』

「とっておきの」、「失敗のない」、「喜ばれる」。

巷には定番の枕詞がついた手みやげ本や情報が溢れかえっています。カテゴリーは、お菓子にお茶、果物、肉など多岐にわたり、共通するタグは「老舗」「高級」「希少」などなど。その昔、新人時代に「ビジネスのトラブルでお詫びに携える手みやげは、某老舗の羊羹」と刷り込まれたように(令和の今もそのプロトコルが存在しているのかは不明ですが)、すでに評価の定まった手みやげにはゆるぎない安定感・安心感があります。

でも、ここは「メンズスキンケア市場に新たな選択肢をつくる」を謳う『LOGIC』が発信する場所。折しも、ここ2年あまり続くコロナ禍により、商談やミーティングなど、ビジネスの対外的なコミュニケーションの前提は「対面」から「オンライン」へ。手みやげを渡す機会は、コロナ前よりも貴重なだけに、一発必中で相手に強い印象を残したい。しかも、何かと閉塞感が漂う今日この頃。

であるならば。この連載では、一刻、贈る人と受け取る人の頭の中を換気し、仕事の発想をインスパイアしてくれるような、思わず「語りたくなる」ものを、「これからの手みやげ」として再定義してみようと思います。どうぞお付き合いください。

記念すべき第1回を飾るのは、「赤丸薄荷のハーブティー」。えっ、薄荷(ハッカ)のお茶って、要はミントティーでしょ? 目新しくもなんとも…と思った方(はい。何を隠そう私がそうでした)、ぜひ一度お試しを。ひと口飲めば、圧倒的に爽快な香りと口の中にじんわり広がる甘味のバランスがよく、薄荷らしさ、ここに極まれりの境地。実は、このお茶を通して見えてくるのは埋もれかけた在来種の復活と、それを取り巻く農業の現状です。

北海道紋別郡に構える自社農場で在来種の「赤丸薄荷」の栽培から販売まで手がけているのは、愛知県の自然食品店「りんねしゃ」。全国でも有数の規模とクオリティを誇る朝市の運営でも知られるお店です。明治初期には海外市場でも日本産が7割に達するほど一大産業を成した日本の薄荷栽培。和薄荷「あかまる」は、1924年(大正13年)に北海道で在来種からの選抜品種として誕生しますが、手間がかかり効率の悪い「あかまる」は後発の改良品種におされ、さらに安い海外産が市場に出回ると和薄荷産業そのものが衰退。しかし、世間が忘れても、地元の人たちの記憶には、「あかまる」の香りのよさがしっかり刻まれていました。

そこに「そんなにいい香りなのに、なぜ栽培しないのか」と「よそモノ」として始めたのがりんねしゃ。農場担当の飯尾裕光さんは、「時代の価値が変わり、薄荷そのものの香りが問われる時代になった。在来種だからいいとか大切というわけではなく、常に多様な価値が時代と共に代わり、産業の意味すら変わっていく中で、市場で価値が再認識された。多様な品種の保存は、薄荷だけの問題ではなく、実は時代や価値の変化に対応できず、画一的な日本の農業の問題点を突いているのでは」と語ります。

この「赤丸薄荷」の香りに惹かれて手を挙げた日本初の小規模蒸留所、岐阜「辰巳蒸留所」は「赤丸薄荷アブサン」を、都市型蒸留所で脚光を浴びる東京「虎ノ門蒸留所」は、「赤丸薄荷ジン」をそれぞれリリースし、新たな輪が広がっています。ほら、在来種の復活劇、誰かに話したくなってきたでしょう? よい手みやげは、土中に深い根をはりしっかり自立する樹木のように物語の強度も高いのです。

赤丸薄荷のハーブティー
1,296円(税込)

りんねしゃ
https://rinnesha-shop.com/SHOP/77027.html


浅井直子
編集者。『料理王国』前副編集長。三重県生まれ、愛知県育ち。中央大学文学部社会学科卒業後、広告制作会社などを経た後、独立。主にファッションと食のコンテンツ制作に関わり、2019年、『料理王国』副編集長に。2021年よりフリーランスの編集者として食と酒を主軸に活動しつつ、現在、食を文脈で読み解くメディア「FOOD commons」の準備と今年発行予定の日本酒本を執筆中


(この記事は2022/6/30にNewsletterで配信したものです)

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